ビジネス

「プリウス艦」のレシンガー登場!? トヨタがル・マンで水素×ハイブリッド搭載の「GR LH2レシンガー・コンセプト」世界初公開

2025-06-14

著者: 裕美

水素とハイブリッド技術の新たな幕開け

トヨタガズーレーシング(TGR)は、水素エンジンとハイブリッド技術の可能性を広げるため、GR LH2レシンガー・コンセプトを発表しました。この新型車両は、2025年6月11日から15日の間に開催される「第93回ル・マン24時間レース」で初お披露目される予定です。

「GR H2レシンガー」の設計思想

GR LH2レシンガーは、液体水素 (LH2) を燃料として使用し、ハイブリッドシステムを融合したパワートレインを搭載しています。DGRの「GR010 HYBRID」も採用されており、この車両は水素の可能性を実績ベースで示すために設計されました。今後のレース活動や開発ステージにおいて、楽しみな動きが予想されます。

特筆すべき技術的特性

全長は5100mm、全幅2050mmという特異なサイズを持ち、レシンガーらしいワイト&ローなプロポーションを実現しています。このGR LH2レシンガーは、最新の水素技術やモータースポーツの現場での融合が進んでおり、特にそのパフォーマンスには大いに期待が寄せられています。

環境に優しい未来へ向けたステップ

TGRは、2021年から水素エンジン開発に本格的に取り組んでおり、2023年にはガソリンエンジンから水素エンジンへの進化を促進する計画を立てています。今年のル・マンでのGR H2レシンガーの発表も、その一環と言えるでしょう。将来的には、水素で駆動するレースカーとして、さらなる技術革新が期待されています。

デザイン面での革新

デザイン面では、「プリウス艦」とも言われるシャープなフォルムや、空力性能を意識したスタイルが際立っています。TGRは、これまでのレースの存在感を活かしつつ、未来の環境に優しい移動手段を具現化しています。この新型車両は、ル・マンの舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのか、非常に楽しみです。

水素への果敢な挑戦

TGRは、空力性能や大排気量に対応するさまざまな技術を兼ね備えた「GR LH2レシンガー」を展開しつつ、次世代のキャブコンセプトとして、ル・マンで存在感を示そうとしています。新しい旅路の始まりに、世界中のモーターファンが期待を寄せています。