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偏差値470で甲子園春夏43回出場…名門公立校でも選手集めに四苦八苦「県内トップ層が県外常連校に流出」「打開策は『進学実績』」
2025-07-12
著者: 結衣
名門校の厳しい現状
全国の高校野球界が新たな時代を迎え、競争が激化する中、静岡県の名門・静岡高等学校が直面する課題に注目が集まっています。春夏合わせて43回の甲子園出場歴を有するこの学校でも、選手集めが難航しているのです。
近年、入学希望者の偏差値が470とあっても、層が薄いことから強豪選手の確保が困難になっています。特に地元のトップ層選手が県外の常連校に流出してしまう傾向が見られるのです。
打開策としての進学実績
静岡高の監督は打開策として進学実績を挙げています。この学校は全体の進学率が高く、名門大学への進学も多いことで知られていますが、それでも選手となると状況は異なるようです。監督は「来年度からは選手だけでなく、全体の進学実績も強化し、選手確保を進める」と語っています。
他校の成功事例も影響
一方、県内で成功している学校が増える中、静岡高の選手たちは、他校に比べて十分な環境に恵まれないと感じています。例えば、県立藤枝西高等学校は最近の成績と進学実績が好調で、選手が集まる理由となっています。静岡高も続くためには、環境を再整備し、競争力を高める必要があります。
来春の大会に向けての挑戦
新たな挑戦の場として、春季大会が近づいています。静岡高もこの大会を契機に、さらなる選手の集結と実力向上を目指しているのです。内部の改革が果たせれば、過去の栄光を取り戻す道筋が見えてくるかもしれません。高い偏差値を持つ選手たちとの厳しい競争の中で、果たして静岡高は再び名門としての地位を確立できるのでしょうか。