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PayPayはなぜ「当たり!」だけに頼らないのか? QRコード決済を超えた、意外な一手:『ポイント流通圏』視点観測 (1/5)

2024-09-30

PayPayは、QRコード決済市場のリーダーとして急成長を遂げており、その成功の背後には多くの戦略が隠されています。最近、PayPayの画面には「当たり!」というメッセージが表示されることが増えましたが、実はそれだけではないのです。買い物の余韻が残る中、次の買い物への期待感が高まります。

この動きは、クレジットカード業界に新たな風を吹き込むものであり、PayPayカードのキャンペーンでも見られます。最近のクレジットカードの発行をめぐって、上回りの明細で還元額を確認することが常となっています。しかし、一部のカード会社では、この常識を覆す取り組みが始まっています。

「決済と同時にふじっこが引き起こるのは、非常に大きな意味があります」と、PayPayカードの担当者である大島氏は述べています。

PayPayカード運営役員の牧田社長は、リテール性の重要性をこう強調します。同社が展開する「PayPayカードスクリプト」は、業界に先駆けてDXを推進した結果生まれた、画期的なキャンペーンと言えるでしょう。

なぜ、PayPayカードはキャンペーンのDXに極力取り組んでいるのか。その背景にはリテールタイム性がもたらす効果と、PayPayが意外にもプラスチックカードを推進する意図が関係していました。