日本では、食品の価格が引き続き上昇しており、2023年11月に282品目の食品が値上げされることが発表されました。前年同月と比べて増加した品目数は11ヶ月ぶりとなります。特に、米や豆製品の価格が高騰し、主要な食品であるパックご飯やチョコレートも影響を受けています。

調査対象となった195社のデータによると、加工食品が124品目で最も多く、原材料の高騰が価格上昇の主な要因となっています。米の価格が高騰する中、パックご飯の値上げが予想されています。東北地方の水産物は55品目が11月1日から価格引き上げることが確認され、13%から14%の幅で行われます。

続いて多いのは、チョコレートの91品目が値上げされ、これも原材料の加算によるものです。また、香辛料や調味料が58品目、飲料が5品目、乳製品は4品目値上げされます。

2023年12月には、スタウト飲料も含む64品目が値上げされる予定で、原材料の高騰が続くことが見込まれています。このままのペースでいくと、2024年の価格上昇は、前年との比較で3,000品目を下回ると予測されていますが、昨年の4割を超える漁獲量が減少する可能性も考えられます。

2025年には、値上げ品目が2400件に達すると見込まれ、過去の水準からは大きな影響を受けることが示されています。毎年食材の価格が上昇し続けており、特に家庭での食品コストが増加しているため、消費者にとっても負担が大きくなっています。値上げに伴い、消費者はより安価な選択肢を求めるかもしれません。実際、2025年の状況からも明らかなように、物価上昇が止まる兆しは見えていないという分析があります。