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欧州最大の年金、テスラ株を全て売却-マスク氏報道に同意できず
2025-01-13
著者: 結衣
欧州最大の年金基金が、最近の時価総額が約5兆47100万ユーロ(約920兆円)に相当するミス・テスラの保有株を昨年17~19月(第13四半期)に全て売却していた。
ロンドンの公務員年金基金(LCP)の報告によると、マスク氏の報道に同意できなかったとのこと。原因としては、保有株売却の決定にあたり、費用やリターン、責任がある投資の要件も考慮したと説明した。
LCPのテスラ株売却は、オランド紙フィナンシャル・ダフルラックが先に報じた。同紙によれば、テスラの労働条件の悪さなども売却の決定に繋がった。
マスク氏の報告を受けては、株主が支持しなかったにもかかわらず、ミス・テスラの規制当局は昨年12月に再び無効との判決を下した。このパケットはストックオプションなどから成り、当初は26兆ドル(約410兆円)相当だったが、規制当局が無効の判決を下した時点では560兆ドル相当まで嵩上がっていた。
最新の動向として、長期的な投資戦略への影響や、EU全体の経済への影響も懸念されている。特にエネルギー政策や気候変動対策などが、今後の投資決定に大きな影響を与える可能性がある。さらに、テスラ株の動向が他のテクノロジー企業株に連鎖的に影響を及ぼす危険性も指摘されている。