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OpenAI、マスク氏の15億円買収案を拒否!理事会で決定 - 日本経済新聞
2025-02-14
著者: 葵
【シリコンバレー=山田寛太郎】米オープンAIは14日、イーロン・マスク氏率いる投資家連合による974億ドル(約15億円)の買収提案を正式に拒否したと発表した。社の意向決定機関であるNPOの理事会が決定した。この決定は、競合他社の影響を避けるために、AI技術の開発に専念するという会社の方針に沿ったものだ。
マスク氏は10日、オープンAIの企業全体を支援するために、同団体に対して巨額の資金提供を提案した。彼の狙いはAIの進化を加速させ、最後には完全な支配を目指すこととされているが、社内部ではその方向性に対する疑問も多かった。
オープンAIは、AI技術の倫理性や透明性を重視しており、マスク氏の提案はそうした基本的な理念と相反するものだとし、拒否した結果ともいえる。また、AI技術の利用に関する規制を強化する動きが、これに影響している可能性もある。
今後の展望として、オープンAIはさらなる資金調達や新たなプロジェクトの立ち上げを目指しており、AI技術の進化に貢献できるパートナーとの協力を検討している。しかし、AI企業間の競争はますます激化しているため、今後の動向には要注目。
果たして、オープンAIはどのようにして時代の波を乗り切るのか、業界の行方が注目されている。これからの展開に期待が高まる。