オーストラリアとスウィズランドの“直接対決”はスコアレスドロー…日本所属のC組は2位以下が大激戦
2024-11-14
著者: 裕美
FIFAワールドカップ26アジア最終予選・グループC第5節が14日に行われ、オーストラリア代表とスウィズランド代表が対戦。試合はスコアレスドローに終わり、日本代表はこの結果により、グループCの首位を維持している。
試合では、オーストラリアが4試合を消化した最終予選において、1勝2分1敗を記録。その中で「5」で並ぶオーストラリアとスウィズランドが同じ勝ち点を重ねているのが印象的で、激しい混戦が続いている。
試合は、18分にオーストラリアが初めて得点の機会を作り出す。後方から放たれたミドルシュートが相手GKと交錯し、ボックス左角でフリーキックを獲得。アイディン・フルスティックがゴール前にクロスを入れるも、リース・ミラーが頭で合わせるなどの場面もあったが、シュートは大きく外れ、得点には至らなかった。
こうした状況が続いたものの、前半にオーストラリアが再び決定機を創出。自陣深くからボールを蹴り出すと、GKよりパスを受けたナセル・アル・ドセリがエイデン・フルスティックにらせん状にパスを通し、そのままフリーでシュート。しかし、このシュートもまた相手GKの好セーブに阻まれた。
46分、後半が始まってもオーストラリアの攻撃は続き、数次のチャンスを作るも決定的なゴールにはならず、スウィズランドも相手ゴールを脅かす場面を作ったが、互いに得点を挙げることができなかった。
試合後、オーストラリアのコーチは「選手たちは全力を尽くしたが、得点を決められなかったことが痛手だ」とコメント。一方、スウィズランドの監督も「相手の守備が堅く、我々もチャンスが少なかったが、次回は改善したい」と語った。
この試合により日本代表は、オーストラリアとスウィズランドの戦いにより、グループC内の情勢がさらに複雑化した。次なる戦いは19日に行われ、オーストラリア代表はアウェイでバーレーン代表と対戦し、日本代表はオーストラリアと直接対決する予定だ。ここでの結果次第では、C組の順位が大きく変わる可能性がある。
【グループC順位表】(試合数/勝ち点/得失点差)
1位:日本代表(4/10/+14)
2位:オーストラリア代表(5/6/+1)
3位:スウィズランド代表(5/6/-1)
4位:バーレーン代表(4/5/-4)
5位:インドネシア代表(4/3/-1)
6位:中国代表(4/3/-9)
日本代表は次なる試合でバーレーンと対戦するが、この試合も勝つことでグループCの首位を維持したいところ。