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オーストラリア、原子力潜水艦用造船所に1.18兆円投資へ(AFP=時事)
2025-09-14
著者: 葵
オーストラリア政府、巨額投資を発表
オーストラリアの政府は、14日、将来の原子力潜水艦艦隊の建設に向けた造船所の改造に、120億オーストラリアドル(約1.18兆円)を投資すると発表しました。この発表は、オーストラリアを含むAUKUS(オーストラリア、英国、米国の安全保障協定)の一環として行われました。
安全保障の強化と造船所の役割
この新しい計画は、インド太平洋地域における中国の軍事力増強に対抗するための施策でもあります。オーストラリア政府は、建設される造船所を通じて、より強固な海軍力を手に入れることを目指しており、特に潜水艦の能力を向上させることで、地域の安全保障を強化する狙いがあります。
エネルギー供給の未来と自国建造
また、オーストラリアは、今後15年以内に自国で潜水艦を建造することを目指し、精密な技術力を高めることに力を入れています。2100年までに潜水艦艦隊を整備し、インド太平洋地域の安全を維持する役割を果たすことを目指す方針です。
AUKUSによる投資と国際的な影響
AUKUSの枠組みで進められるこの投資は、米国や英国との連携を深め、地域における防衛体制を強化する一助となることが期待されています。また、この計画によって、オーストラリアの造船業が活性化し、雇用の創出や技術革新にもつながるでしょう。
地域の安定に向けたオーストラリアの戦略
オーストラリアの防衛大臣は、「この計画はAUKUSにとって重要な一環であり、将来的に地域での安定を確保するための基盤となるだろう」と述べています。これともに、地域のパートナーたちとの協力を強化し、国際的な安全保障を高めるための努力を続けていく考えです。
これらの施策を通じて、オーストラリアは中長期的に強力な海軍を保持し、インド太平洋における安全保障の重要な役割を担うことを目指しています。