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NY圏相場、続伸 1ドル=157円45銭|55銭持ち高調整の円買い優勢

2025-01-13

著者: 結衣

市場の動向

13日のニューヨーク外為市場で円相場は3日続伸し、前週末25銭の円高・ドル安の1ドル=157円45銭で取引を終えた。前週末から円安が進んだ後で、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢だった。しかし、兇猛な米国経済の影響を受けてか円の重荷となった。

円の価格推移

円は前週末に一時158円88銭で2024年7月以降の安値を記録した。さらに円安が進めば日本の通貨当局による円買い介入の兆しが見える。13日は持ち高調整や利確を目指した円買い・ドル売りが増加した。14日は日銀の金融政策決定会合が予定されており、参加者も多かった。

経済指標の影響

とはいえ、円の上値は重かった。前週末発表の24年12月の事業用設備投資は非農業部門の設備投資が市場予想以上に増加した。失業率は低下し、堅調な市場は悪化を懸念される。ニューヨーク連銀が13日に発表した12月の消費者調査では、1年後の予想インフレ率が前月から横ばいだったのに対し、3年後は2.6%から3.0%に上昇していた。

今後の見通し

FRBが利下げを見送るとの見方が強まり、円売り・ドル買いを促進した。円の高値は156円93銭で、その安値は157円81銭だった。

ユーロ相場の動向

円は対ユーロで3日続伸し、前週末30銭の円高・ユーロ安の1ユーロ=161円25銭で取引を終えた。ユーロは対ドルで小幅に5日続落し、前週末40.0005ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0240ドルで取引を終えた。FRBが利下げを見送るとの見方がユーロ売り・ドル買いを促進した。

ユーロの価格推移

ユーロの安値は1.0192ドル、高値は1.0247ドルだった。