テクノロジー

NTT岩田社長、AIの活用で電力消費を削減!

2025-07-22

著者: 結衣

AIが電力消費を劇的に改善する未来に迫る

22日、NTTの岩田社長が「GDS2025世界デジタルサミット」で講演し、AI技術を活用することで電力消費を大幅に削減できる可能性があると語りました。特に、次世代通信基盤「IOWN」の実用化を進める中で、AIによる電力消費の最適化が急務であると強調しました。

2030年にはAI市場が1.8兆ドルに成長!?

氏によれば、世界のAI市場は2030年までに1.8兆ドル(約270兆円)に成長する見込み。特に光通信の分野において、AIが電力消費を大きく削減し、その効率を高める可能性が期待されています。AI時代には、光通信が求められる通信手段として急速に普及するとのことです。

光と電力の融合技術が未来を切り開く

この新しい技術、通称「光電融合」は、従来の通信機器の効率を飛躍的に向上させるとされ、電力消費を8分の1まで削減することを目指しています。既に大分・関西エリアのNTTパブリオンでは、実験的なプロジェクトが進行中であり、26年後には通信量を大幅に増やすことを計画しています。

IOWN構想の詳細と期待される成果

今後、IOWN構想として発表される計画には、高速な光通信を可能にする新たな技術と、不要な部品を排除することで電力消費を最小限に抑えるシステムが含まれています。これにより、将来的には電力消費をさらなる100分の1に減らすことが可能になるかもしれません。

NTTの新たな進化と通信業界の未来への影響

NTTは、長年にわたって光通信技術を生かして通信業務を展開してきましたが、今後は次世代の通信基盤を構築し、業種を超えた大きな影響を与えようとしています。岩田社長は、「次世代の情報基盤を支えることで、業界全体に貢献していきたい」と意気込みを語りました。