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ニューヨーク市の地下鉄で火をつけられ死亡した女性、警察が身元を発表
2025-01-01
著者: 桜
ニューヨーク市警察は2024年12月31日、22日に同市の地下鉄車両の中で火をつけられ死亡した女性の身元を公表した。警察によれば、事件の被害者はニュージャージー州在住のキャロムさん(57)で、遺体はまだ身元が確認できない状態であったが、家族により識別された。
キャロムさんの遺体は、灰燼と化していたため確認が難しい状態だった。セバスチャン・ゼリート警察署長は、キャロムさんが眠っている最中にライターで火をつけられたと思われる事件について語った。警察は、この事件が殺人として捜査されていると述べている。
キャロムさんは、地下鉄F系統の車両で発見され、消防隊はすぐに出動し、火を消す措置を講じたが、彼女の命を救うことはできなかったという。警察の主要な捜査チームは、キャロムさんが火災の後に乗っていた車両の外のベンチに座っているところを目撃したという情報に基づいて捜査を進めている。
警察によると、事件が発生したのは22日、午前7時30分ごろである。また、キャロムさんは事件前に複数の犯罪報告と関わりを持っていたが、警察によると、彼女がこれまでの生活で直面した危険を示す情報は乏しいとのことである。
被害者のキャロムさんは、事件が起こった地域で最近、地下鉄の火事に関わる事件が増えていることに不安を抱いていたとも伝えられている。地元警察は、キャロムさんの死が他の事件と絡んでいる可能性があるとし、さらなる調査を進めている。警察は「このような惨劇が二度と起こらないよう尽力する」と述べており、地域コミュニティに対する安全の確保が喫緊の課題となっている。