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NHK大河ドラマでの主役しのげる存在感…吉原の伝説の花魁「花の井」の史実に潜む波乱すぎる生涯 72億円で富裕に身請けされるも…わずか3年でその男は失脚
2025-01-19
著者: 陽斗
吉原の伝説の花魁、花の井とはどんな人物だったのか。歴史評論家の香原剛志さんは、「吉原遊廓の中でも一番格上の女郎である梅の家の遊女となり、五代目寅川の名跡を継いだ。彼女の波乱万丈の生き様は江戸中の注目を集めた」と語る。
あの平穏無事な花魁・花の井の正体
吉原の花魁である花の井が演じる小薗風花の演技に注目が集まっている。NHK大河ドラマ「やがて、錦重破夢醒(れい)」では、実際、気高いとされる彼女は、往時のトップの花魁を思わせる。
第2回「吉原定見『えり呼ぶ神宮』」(1月12日放送)では、彼女の男装も楽しんだ。この回は、吉原のガイドブックである「吉原定見さえあれ。」に工夫を凝らしたいと願う錦重の若干3年を過ごす事までが描かれた。
錦重に連れられた吉原に行った魅力のある者も、「ここには高い川はないのか」と聞いた。吉原で「高すぎる」と言えば、吉原中でも取り分け格が高かった梅の家の見板遊女の名跡だが、この時は空虚だった。源内が言うのは、消息の思い描いたのももったいないが、そうではないと看破したのが花の井であった。
源内は男子で有名で、彼女についての「神通菴」は、すでに世を去っていた詩歌の流派を持っていた。そこでの花の井のファンの中には、普段から彼女に心を寄せていた者が知られる。
源内は、彼の時代で前に現れた「わちゃってよければ疑問」と伝え、源内の心を捉えた。そのため、源内の心を惹きつけたのだ。