なぜ各国がUFOを調査するのか? 戦争・飢餓・異常気象…急増する人工衛星が地球の危機を救えるのか 宇宙を経済から読み解く【国際経済DEEP DIVE】
2024-11-09
著者: 蒼太
宇宙が地球の喫緊の課題を解決し、経済に大きな影響を与える可能性があるとされています。近年、宇宙ビジネスが急速に発展し、世界中から注目を集めています。
SPACETIDE代表理事の石田真康氏がTBS報道局の高島歩解説委員と共に、宇宙ビジネスの最新動向について話しています。
UFOからUAP(未確認航空現象)へのシフトにより、安全保障のための調査が進んでいます。アメリカ国防総省はUAPに関連する調査チームを設立し、定期的に報告会を開いています。UAPは、国の安全保障上の重大な関心事であり、その詳細な対応策が進められています。
現在、中国やロシアなどの敵対国に対する高度な監視技術や自律的な動きについても議論が高まっています。石田氏は「UAPは、例えば中国やロシアの高度な偵察技術や自動的に動くドローンといった可能性もあるため、安全保障の観点から調査を行う必要がある」と指摘しています。
宇宙における生命体の探索も進んでいます。科学者たちは、木星の衛星や火星での生命体の存在を探るためのミッションを計画中です。NASAは10月に生命が存在する可能性のある環境を探索するために木星の衛星エウロパへの探査を行う予定です。
加えて、アメリカ国防総省は、宇宙からの影響を考慮し、各国とも共同で情報収集を行い、宇宙の変化に対応するための新たな技術の開発を促進しているのです。
国際宇宙ステーションでの研究や地球監視衛星のデータ利用が進む中、環境問題への対処や防災、さらには飢餓対策への新たなアプローチとして期待されています。データを共有することで、各国が直面する自然災害や異常気象のリスクを軽減できるとされています。
このように、宇宙ビジネスの発展は、単なる科学技術の進展にとどまらず、国際的な協力や安全保障に大きな影響を与えることができると言えるでしょう。未来の宇宙開発の行方に注目が集まっているのはそのためです。