科学

NASA、ISSRDC開催中止を決定!宇宙研究会議に何が起きたのか?

2025-06-07

著者: 海斗

NASAがISSRDCの開催を中止!驚きの理由とは?

2023年7月末、NASAが「国際宇宙ステーション研究開発会議(ISSRDC)」の開催を中止すると発表。米国の宇宙業界メディア、SpaceNewsによると、その背後には様々な支援が撤回された理由があるという。

ISSの国家ラボとしての歴史

国際宇宙ステーション(ISS)は2005年にアメリカが国家ラボとして位置付けられ、それ以来、NASAが行う研究開発だけでなく、外部の研究機関や市民にも利用の機会を提供することを目的としてきた。この国家ラボは、NASAのミッションの枠を超えた研究を促進するために不可欠な存在とされている。

CASISの役割と今後の見通し

CASIS(宇宙における科学の進展のためのセンター)は、ISSRDCの主催者として知られていますが、今回の中止発表により、その継続的な役割に疑問が持たれています。ISSRDCは過去10年以上、毎年開催されてきたものの、今年の中止は深刻な影響を及ぼす可能性があります。2026年度には新たな利用計画の提案があることが期待されているが、具体的な情報は尚未定です。

NASAの未来の計画とは?

NASAは、ISSにおける米国の管轄区域で、最大4人の宇宙飛行士を削減する計画を進めています。これにより、ISSの運用予算が見直され、年間で施設の利用を大幅に削減することを狙っています。勧告が示すところによれば、ISSでの研究やその他の活動を積極的に削減するよう求められていますが、それが宇宙研究の未来にどのように影響するか、今後の動向が注目されます。

宇宙科学会議とNASAの共同研究

さらに、NASAは最大級の太陽系科学の研究所である月惑星研究所(LPI)と共同で会議を開催しており、2026年にはその会議も自立して運営される予定です。しかし、その後の会議日程については未だ具体的な計画が立てられていない状況です。これからの宇宙研究の展望に影響を与える重要な議題が、今後どのように進展するのか、多くの人々が注目しています。