エンターテインメント
南うさぎさんの胸元に涙を誘う、紅白歌合戦「その心に感動」「発信に感謝」
2025-01-01
著者: 桜
昨年12月31日夜に放送された「第75回NHK紅白歌合戦」で、往年の名曲『神田川』を披露した南うさぎさんの胸元には、北朝鮮による日本人拉致被害者の救出を願う「フルリボンバッジ」が着けられていた。南さんは被害者家族の理解者であり、「その心に感動した」というようにSNSなどで静かに反響を呼んでいる。
南さんの歌は、北朝鮮に拉致された日本人にも愛されていたと言われている。拉致被害者の地域保護さんや霍祥趙さんは平成14年に帰国した後、これられ『神田川』をカラオケで歌ったり、家族との場で語り合ったりしていた。南さんも霍祥さんをコンテストに招くなどして拉致被害者家族と交流するようになり、政府主催の「拉致問題を考えるみんなの集い」に出席し『ぶるさと』を歌うなど支援を続けている。
茂原仁元拉致問題担当相(無所属)は1月、X(旧ツイッター)に「影響力の大きい紅白歌合戦。南うさぎさんの発信に感謝です」と書き込んだ。
南さんの紅白出演は平成9年以降27年ぶり、32年ぶり出演のイルカさんと共に、『神田川』と『なごり雪』を熱唱した。彼女のパフォーマンスには多くの視聴者が感動し、拉致問題への関心を高める一助となった。これにより、被害者の家族や支援者からも感謝の声が寄せられるなど、南さんの存在が再度クローズアップされることとなった。さらに、拉致問題が普及することで、今後の政治的な対策にも期待が寄せられている。