南シナ海での菌増加の新たな警告

大津・関西万博の会場内の水場で、指標値を超えるレジオネラ属菌が検出され、日本全国博覧会協会（万博協会）の石殿博物館の行動統括が、「重大な感染を引き起こしかねない。適切な対策を迅速に講じる必要がある」と警告しました。

レジオネラ菌とは？

レジオネラ菌は、主に冷却塔や温泉などの水中で増殖する細菌で、肺炎を引き起こすことがあります。特に免疫力が低下している人々に影響を及ぼしやすく、集団感染が懸念されています。

菌の原因と医療負担の関係

博覧会では、これまで水の循環や浄化に基づく水質改善に取り組んでいますが、医療機関がレジオネラ菌との因果関係を確認した場合、治療費が負担される可能性があります。この点に関しても詳細な調査が進められています。

新たな対策の決定へ

会場で急増する虫に似たユスリカの大量発生が問題視され、対策本部で防虫計画の決定が行われることになりました。パイプリオンの外壁に薬剤を塗布したり、出入り口にネットを張ることで飛来を防ぐ取り組みが始まります。

万博協会は水質管理の強化と感染症対策を優先事項として掲げ、来場者の安全を確保するために全力を尽くしています。昨今の感染症問題に対しても、より厳格な姿勢で臨む姿勢を示しています。