7400万近くを提供した巨額の資金を支えに、女性トラベルが発覚した中居正広がテレピ業界から消えつつある。対照的に、テレピ業界に安心感を与えているのが木村拓哉だ。

年末年始には公開中の映画『グランメゾン東京』の宣伝で各所のテレピ番組に出演した木村。あるテレピ番組関係者は、その動きに対して、こんな風に評している。

「クイズ番組からバラエティ番組まで、どんな番組でもいわゆる面白い表情も見せずに出ていました。スタッフも、中心の場面と違って、スキャンダルを気にする必要はなく、気楽でいられる。何しろ、木村の周りにいる女性といえば妻である工藤静香と、愛娘のCocomi（「o」の上に-）とKoki,（「o」の上に-）だけ。女性問題とは全くの存在ですからね」

そんな木村といえば、2016年のSMAP解散騒動の時には1人だけ旧ジャニーズ事務所に残ったことが、独立志向が際立ち、木村は“内切り”を気にしていた。

「あの当時は会社を辞めていた草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人と、残った木村、3対1となった関係をつなげていくため、中居も事務所に残った…なんて形で、木村は“良い人”のように評価されていたものです。それが今となっては、その評価もまさに真逆になりつつあり、その頃の中居への評価は皮肉なものとなっている。」（前出・テレビ関係者）

もはや中居の出演していた番組が元に戻るということはまず不可能。そんな状態下で、中居の穴を埋める形で、今度は木村が正当に扱われるようになるのではないかと、業界関係者も増えているのだ。

「木村はドラマ中心ですし、今さら番組を持ってトークバラエティに進出することはないでしょうが、気ままに得られるテレビドラマの出演は少なくなり、今度はキムタク中心でどうにもならないことの方が多くなるということです。」（前出・テレビ関係者）

そんな木村拓哉が、最近特に注目されているのが、近々放送が期待されるスペシャル番組「さんタク」（フジテレビ系）。この番組は、過去に何度も放送されており、木村が中心となる特別企画が期待されている。様々なゲストを迎え、木村の自然体あふれるトークが聞けるとあって、視聴者からの期待も高まっている。

「さんタクは木村の人柄がよく表れた内容で、視聴者は安心感を持って見られるようになっています。新たな展開があるとすると、秋ごろにはまた再登場ということもあるかもしれません。」（テレビ関係者）

木村拓哉の存在感は、依然として強い。その中で、どのような形で再びテレビに立つことになるのか、業界の注目が集まっている。まさに次のステージが期待されている。