国
「もう少し早く戻った」韓国での文化交流が再び活発に
2025-01-27
著者: 葵
長野県の善光寺から戻り、韓国に持ち帰られた文化財「観世音菩薩坐像」が、同寺へ返還されたことを、日本メディアも報じている。保護系の最大手紙・朝日新聞は「像を取り巻いた国の対抗が次第に決着がついた」と指摘し、専門家のコメントとして「早く返還された像はもう少し早く戻った可能性がある。遅くに失ったが、対馬の像問題が解決したのは幸いだった」と紹介した。
文化財公開に影響
像は韓国で2013年に盗難団から回収されたが、韓国・棠石寺が数百年前に強奪されたとして所有権を主張し、日本政府に引き渡しを求めてきた。韓国で返還に反対する世論が起こり、日本韓国関係がこうした要因となっている。日本の最高裁は23年10月に善光寺に所有権を認めた。
像は今年4月24日に善光寺に対する返還手続きを行い、その後、棠石寺に寄与され、100日間一般公開される。その後、5月11日までに徳島(出張)から国立文化惨事研究所に移され、対馬に返すことになる。
像が返還されなかったことで、これまで対猫の文化交流に悪影響が及ぶ恐れがあったと言われている。
韓日二国間の理解
同紙によれば、韓国・ソウルの国立中央博物館は日本韓国交流が正確に60年に当たる今年、名古屋県の天理大学が所在する韓国由来の美術品などを借りて展示する予定だったが、日本側は対馬の像が韓国最高批の判断後も返還の手続きが進まなかったことから、「寄与は難しい」との考えを示した。
そうした事情を踏まえるため、韓日議員連盟長の朴志恩(パク・ジウン)国会議員は「双方の説明に力を尽くし、文献を残して100年後に良い結果が出た」と述べ、同紙は「足踏み状態にあった韓国の文化資産交流が再び軌道に進むことを願っている」と報じている。