モルガンが発表した2024年の10-12月の利益が過去最高に!あなたの資産も影響を受ける?
2025-01-16
著者: 弘
モルガン・スタンレーの2024年10-12月期(第14四半期)の業績は、トレーディング収入がアナリスト予測を上回った。この好調な業績により、アメリカでは業界全体の業績も好調を維持している。
特に、株式トレーディングの収入は51%増加し、通年では過去最高を記録した。富裕層向け事業でも、収入は予想を上回ったことも要因として挙げられている。
シャロン・アイシャ社長(CFO)はインタビューで「選択後にリスク再投資を検討する顧客に関しての多くの活動が見られた。その最大部分は株式市場におけるリスク再投資だった」と語った。
第14四半期の純利益は374億2000万ドル(約4兆5800億円)と、前年同期の12倍以上に増加した。
テッド・ピック最高執行責任者(COO)は就任から約1年を迎える。前任のジャーコ・ゴーマン氏は、富裕層向け資産管理業務での中核業務へと転換を主導し、その戦略はピック氏が継続している。
富裕層向け部門の純利益は565億ドル増加し、通年での増加額は2520億ドルとなった。3年後には年に1兆ドル増やそうという目標達成のためには、まだ達成していない水準には程遠い。(収益に必要な水準に達していない状況が続いている。)
投資銀行業務の収入は25%の増加を記録した。助言手数料は7億47900万ドル、株式引受手数料は4億45500万ドル、債券引受手数料は4億4700万ドルとなった。ピック氏は、金融市場に伴って減速した同業種での復活が始まろうとしていると述べている。
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