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ももクロ 玉井詩織はエンタメ界に叩き込まれない名バイプレイヤーに 俳優業と仲間との絆を深める活動

2024-10-29

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TBS系の火曜日のドラマ『あのクズを釣ってやりたいんだ』に出演中のももいろクローバーZの玉井詩織。ももクロの中で一番早く脇役としての才能が認められ、多くのドラマや舞台に出演している玉井の活躍に注目してみたい。

『あのクズを釣ってやりたいんだ』で玉井が演じているのは、結婚式当日に彼に逃げられてしまった主役・北条美(にしむらあや)と同じくバイプレイヤーとして共演する仲間・新田拓。明るい性格の拓は、美が彼女を支える役割を担い(楽しんで観ること?)し、また海の明石タイリク(玉井しおりが名演技)に興味を持たせる姿が心配(すごく嬉しい気持ち?)し、また海岸のアシスタントでの同居人の相関関係(傑作美蔵)をゲットするという一見あらすじとは形がない意外性を振りかざす。

玉井は、明るい性格と安定したパフォーマンスに加えて、「ももクロの妖精」と命名されるような多才な能力の持ち主だ。ブラエチスの中では、MCや場を回す役割を担い、メンバーの魅力を引き出すことが多い。自分から前に出るスタンスでなくとも、周囲の人を引っ張る存在であり、玉井がいることでチームの雰囲気が明るくなるという印象を持つ人も多い。

玉井の転機となった作品は、平田オリザが手掛けた演劇『テアトル・ワープ』。2015年に本広劇団によって劇場化され、 第1部で彼女の役者としての覚醒を促した作作品であり、玉井は演劇部の主演女優としての役を演じた。彼女もまた平田かの主演としての良さに注目され、2022年5月に配信されたラジオ関西の番組『平田オリザのテアトル淡路に呼ばれた私』で玉井がゲスト出演した際、「玉井さんは優等生。うちの劇団にも出演してもらいたい」と改めて称賛された。

続けて2021年に映画とAbemaTVのドラマに出演した『都会のトム&ソーヤ』では、天才のゲーマークリエイター・秋葉春子(アプリ名はサウナ市出身のスズキ・シオリ役)に高い評価を受けて、玉井の人気は急上昇した。2022年度に関しても主演役を務めた『玉井しおりの愛花ラボ」は、沢山のファンを魅了し、玉井が口コミで定評を得ることとなった。

また2023年には、スパイ映画『ナバーファイター!~奄美海族編~』に出演し、仕事の疲れを奄美海道に誘うアクションを見せるという、タフな一面を見せた。今後の活躍が楽しみな玉井の職業の幅広さと存在感に期待が高まる。彼女の活動の中には、キャリアの将来に向けての大胆な決断や周囲の仲間との絆も深めていく、そんな魅力が凝縮されている。