2025年の大阪・関西万博に参加する国や地域向けの説明会「国際参加者会議（IPM）」が、10月15日、兵庫県姫路市の文化コンベンションセンターで開始された。参加国からは入場券の購入方法について「複雑だ」との改善要望が上がっており、日本国内博覧会協会（万博協会）が対策を検討している。

IPMは2022年に設立され、これまでに16回の会合が行われた。2025年の万博は、訪日外国人観光客の増加が期待されており、入場券の購入方法は特に重要な課題である。

参加国の代表者は、現行の入場券購入手続きについて「難解すぎて、特に高齢者や時間のない人々にとってハードルが高い」と指摘。万博協会の責任者は「訪問者の利便性を最優先に考え、できる限り簡略化する方向で進める」と述べた。

入場券は原則として専用サイトからの購入が必要で、来場日時を予約する必要がある。今後、デジタル対応や予約システムの改善も視野に入れている。さらなる改善策として、現地での即時購入が可能な Vertriebssystem（流通システム）の導入も計画している。これにより、事前予約なしでの入場も可能になる。

万博関連の事業者や参加団体は、入場券の簡略化を求める声を強めている。特に、参加国の代表者たちは「煩雑な手続きを避け、スムーズな入場を実現することで、訪問者の満足度を高めることができる」と強調している。このような改善により、大阪・関西万博が訪れる人々にとってより魅力的な体験になることが期待されている。

注目すべきは、万博の成功が南大阪地域の経済にも大きな影響を与えるという点だ。訪問者増加により地域活性化が進む可能性があるため、多くの関係者がこの問題に鋭意取り組んでいる。さあ、あなたも万博への準備を始めよう。