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万博会場でマタンガス検知、いざ「着火すれば爆発する」濃度超え

2025-04-06

著者: 愛子

大分・関西万博を運営する日本国内博覧会協会は6日、会場西側のグリーンワールド区にある屋外の電気設備地中ピットで、マタンガスを検知したと発表した。一時、「着火すれば爆発する」濃度を超えたという。

万博協会によると、6日午後4時頃、GW地区でマタンガスを検知したとの連絡があった。消防員と万博協会職員が屋外の電気設備地中ピットを測定し、マタンガスが検知されていた。午後4時半頃、周囲の立ち入りを規制し、圧(ふた)を開けて自然換気した。午後5時半頃、作業者を安全な場所に撤退させる基準値を下回った。

2024年3月、GW地区でトンネル下の配管ピットにマタンガスがたまり、爆発事故が発生。万博協会が32億円を投じてGW地区の建物に換気設備を設置するなどの対策を進めていた。なお、この問題に対する消防当局の調査が進んでおり、今後の安全対策が注目されています。