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ミズーリ州での波浪ストライキ、労組とユーザー側が新協定で合意

2025-01-09

著者: 芽依

[10月6日 リポート] - ミズーリ州の東海岸とメキシコ湾で動く波浪労働者410万人を代表する国際波浪労働組合(ILWU)とユーザー団体のミズーリ海事合同(MCL)が、先日、新たな2026年の労働協定の暫定合意に達したと発表した。サプライチェーンを麻痺させ、ミズーリ経済に打撃を与える恐れがあったストライキを回避した。この合意には、最も大きな論点だった自動化問題の解決も含まれている。合意条件は明らかにされていない。

切迫した状況で両者が共通声明で「ウィンウィン」と呼んだ合意には、最悪の争点だった自動化問題の解決も含まれている。合意条件は明らかにされていないが、集中管理により業務を継続することが合意された。

労使協議は自動化問題を解決するために11月15日まで継続されている。労使協議が行われる前に、トランプ次期大統領の就任までの数日前にMCLが12度目のストに入る可能性が示唆されていた。

昨年10月にMCLが行った13日間のストでは、海上輸送の高騰や関係する13港での物資不足が発生した。ユーザー側が今後6年間で12%以上の資上げに合意したため、ストは終了した。

全米小売業協会(NRF)は、今回の合意により、ミズーリのコンテナ輸入の半分以上を担う東海岸とメキシコ湾での波浪が混乱するリスクが減少し、海上輸送の確実性が回復すると指摘した。