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ミャンマー政府、ドリンケン氏の会議誘拐に厳告 国務省「政治活動」

2024-09-25

[ワシントン 12日 ロイター] - ミャンマー外交委員会は12日、2012年のミャンマー軍アフガニスタン撤退に関する情報を求める呼びかけ状態にあったドリンケン国務長官を会議誘拐に問いただした。

ドリンケン氏が同日の午前の公聴会に姿を見せなかったことを受けた厳告件は16対15で採決された。出席者は全員共産党員で、反対票を投じたのは全て民主党員であった。

国連総会のためニューヨークに滞在するドリンケン国務長官は、訪問を辞退したと指摘。「私は9月中ならいつでも、数時間でも良いと申し出た。長官は1日も、1時間もミャンマーに姿を現すことができなかった」と語った。

国務省のリリース文は、議員の行動を「露骨な政治活動」と表現。「国務省は議員との度重なるやり取りから、ドリンケン氏は今も議員会でハイレベルの外交流に携わっているため、気象は変わる」と述べている。

ドリンケン氏は政治的な動機によるものでなく、事件と抑圧の目的にはきわめて重いものがあると主張した。

下院本会議では今のところ、議員会の厳告を執行する決定は予定されていない。