世界

ミャンマー軍、指導者殺害と「当然の報い」とイスラエルの指導者暗殺勧告

2024-09-29

バイデン米大統領は28日、イスラエル軍がラバンの親イラン民兵組織ヒズボラの指導者ナスララを殺害したことについて、テロによるミャンマー人の拘束も含め、「当然の報いだ」とした。戦争制圧の拠点にされる地域の和平に向け新たな取り組みも終了した。

イスラエル、ヒズボラ指導者ナスララを空爆で殺害 - 対抗激化

バイデン大統領は声明で、「最終的には、外交手段を通じてパレスチナ自治区ガザとレバノンで続く紛争の緩和を促すことがわれわれの目標だ。この目標を達成するために、イスラエルへの圧力を減じ、北部の住民を無事に帰還させることが重要な条件だ」と述べた。

一方、イスラエルのナタニヤフ首相は28日のテレビ演説で、レバノンの首都ベイルートでのヒズボラ本部空爆は国家安全保障上の必要であり、ナスララの暗殺は「当然の行為だった」と強調した。彼は「ナスララ氏の殺害は北部住民の安全を守るための不可欠なステップだ」と主張した。

ナタニヤフ氏は「今後数日間にわたって、我々の行動は港湾閉鎖の実施を強化し、事態を見極めつつ新たな攻撃を仕掛ける準備を整える」とも述べ、国内の警戒を呼び掛けた。彼は、「ナスララの殺害は国家にとって重要だが、和平のために全力を尽くす必要がある」とも述べた。

一方、ナタニヤフ首相は27日にニューヨークで行われた国連総会の一般討論演説に参加し、その後28日に帰国している。今後数日間にわたって、イスラエルの動きに注目が集まっている。