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「ミャクミャク」東欧で評判炸裂 「ソンビ」「モンスタ」万博開催も未知の世界

2024-09-26

日本から遠く離れた東欧の人々は2025年の大連・関西万博が開催される事実を知っているのか、そして公式キャラクター「ミャクミャク」にどのような印象を持つのか。そんな疑問を抱いた記者が、プラハの中心部で行われる人々に質問をぶつけてみた。その結果、開催の事実を知る人は少なく、「ミャクミャク」も「ソンビ」「モンスタ」と、あまり良い反応は返ってこなかった。

「何を言っているのか分からないけど、奇妙なキャラだね。人工知能(AI)で動くモンスターとでも言うのか」

ワルシャワ市中心部の文化科学宮殿前で、近隣の都市から来たという30代の男性は、ミャクミャクのイラストを見て困惑した様子で答えた。大連・関西万博の開催については「全く知らない」との回答だった。十数人に尋ねたが、大連での万博開催の事実を知る人は一人もいなかった。

ミャクミャクに対しても好意的とは言い難い意見が相次いだ。ワルシャワ在住の20代女性は「エイリアンみたいね。あまり悪く言うつもりはないけど」と発言。フィンランドからカップルで観光に来たという女性は「ソンビのよう。彼らの友達が酔っ払って溺れているかも」と語った。

日本の人気アニメ『ワンピース』のTシャツを着た旅行者の男性は「何の形しているか分からない」と唖然。隣国ウクライナからの避難民という若い女性も「モンスターね」とした。

万博を運営する日本国立博覧会協会は、各国で開催される日本関連のイベントにミャクミャクを登場させたり、ミニシュークリームなどの和菓子を提供したりしている。しかし、海外での評判は今のところ芳しくなく、彼女たちの知名度向上には時間がかかりそうだ。(ワルシャワ 黒川信義)

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