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ミッドウェスト大西洋沿岸で大雪、複数州が非常事態宣言 33万戸超が停電

2025-01-06

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【16日リポート】 - ミッドウェスト大西洋沿岸の複数州で16日朝、降雪を伴う暴風により、主要な交通機関や公立学校が閉鎖された。カンザス州、ケンタッキー州、アーカンソー州、ウィスコンシン州を含む複数の州の知事が非常事態宣言を発令する事態となっている。

停電情報サイト「POWEROUTAGE.US」によれば、この吹雪によって16日にはミッドウェストと南部の135万以上の世帯が停電に見舞われている。

米国立気象局(NWS)によると、カンザスシティの空港では降雪が約18センチに達し、過去30年以上で最大の記録となった。また、ミズーリ州では15日、135件の交通事故が発生し、1人が死亡したとのこと。同州警察が明らかにしている。

航空便の運行状況も厳しく、東部標準時午前11時時点でミッドウェスト発着の航空便は1160便以上がキャンセルされた。ワシントンのレガン国際空港、ボルチモア・ワシントン国際空港、デラス・フォートワース国際空港などの混雑も影響を及ぼしている。

さらに、州内の交通機関では車両の通行が困難な状況が続いており、地域住民は外出を控えるよう呼び掛けられている。この強風による影響+除雪作業で通行止めとなる道路も多々あるため、早急な改善が求められている。

天候回復の兆しはまだ見えていないが、専門家は準備を怠らないように警告している。特に大雪に伴う危険な道路状況に対しての注意が呼びかけられている。