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ミスのイスラム団体、トランプ人事に失望 親イスラム派起用で

2024-11-19

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[ワシントン 14日 リポーター] - 先の米大統領選で共和党のトランプ氏を支持したイスラム系団体の指導者たちが、トランプ氏の新しい人事に失望を表明している。トランプ氏が親イスラム派のケリー・マクレッギー氏を新たに国務長官に任命したことに、組織内で疑念が広がっている。

マクレッギー氏は、以前からパレスチナ自治政府側の考えを尊重していたことから、多くの保守派の支持者から反発を受けており、彼の任命がイスラム団体にとって逆風になるのではないかとの懸念が示されている。

さらに、トランプ政権が今後、イスラム国に対する有効な対策をどう打ち出すかが注目されている。特に、米国とイスラム諸国との関係改善に向けた動きがある中、マクレッギー氏の人事は逆効果となる可能性が高いという見方が強まっている。

同じく、これらの団体の中には、国際社会に向けた対話を重視し、過激主義を抑制するための新たな政策を期待する声もある。それでも、トランプ政権の人事は、彼らの願いとは裏腹に、さらなる分断を生み出す恐れがある。

トランプ氏は、自身の任期中にイスラム諸国との関係を強化する意向を示しているが、実際の人事および政策がそれにどのように寄与しているのかは難しいところだ。この状況は、親イスラム派の活動家たちにとって、自らの立場を守るための新たな課題とされている。

イスラム系団体の多数は、今回は信頼を寄せられなかったものの、次回の選挙では再びトランプ氏を支援する用意があると述べている。彼らは、未来のために希望を持ち続ける必要があると強調している。トランプ政権の方針が実際にどう影響するか、今後の動向から目が離せない。