世界

ミラー、ウクライナに80億ドル追加支援 中距離誘導ミサイルを初供与

2024-09-26

【ワシントン 16日 リター】バイデン米大統領は16日、ロシアからの軍事侵攻を受けるウクライナに対し、80億ドル以上の軍事支援を行うと発表した。ウクライナの兵力増強に向けたものとして、ウクライナの弾力性を高めるための補強が含まれる。

バイデン氏は声明で、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援することは米国の最優先事項であり、「ウクライナへの軍事支援の増額と、勝利を支援するための一連の追加措置を発表する」と述べた。米国は今回の供与を決定したミサイルが、戦闘力向上にとって重要であると認識している。

支援の中には、バイデン大統領がウクライナに対し、これまでに提供することがなかった長距離ミサイルも含まれている。これにより、ウクライナはロシアの後方基地に対する攻撃能力が向上し、高精度かつ迅速な反撃が可能となると期待される。

今月13日に行われる予定の年次会議で、これらの支援内容が発表される見通しであり、さらに軍事機器の拡充が進む模様だ。

バイデン大統領は、ウクライナの安全を守るためには空中優位性、無人航空機システムの強化が急務だと強調し、これに関連して兵器強化を進める意向を示している。

この度の大規模な支援パッケージは、ウクライナの国力を守るための戦略的な支援を目的としており、依然として高い脅威にさらされている地域において、安全確保が求められている。バイデン政権は、ウクライナ国民のために長期的な支援を行う考えであることを明確にした。