スポーツ

明大、SPサイン撃破で関東王者・天理大を粉砕 重戦車軍団の圧倒的な4トライで4強入り/大学選手権

2024-12-22

著者: 海斗

ラグビー全国大学選手権準々決勝(22日、秩父宮)準々決勝2試合が行われ、前回優勝の明大(関東4位)は天理大(関西1位)を24-21で撃破。前半20分に、天理大戦略で用意されたモールで先制トライを奪うなど、この日の4トライ全てをFW陣で取り、重戦車軍団の本領を発揮した。

京産大(関西2位)は大東大(関東リーグ1位)に59-12で大勝。来年1月2日の準決勝では明大は4連覇を狙う帝京大(関東2位)と、京産大は早大(同1位)と対戦する。

明大の重戦車軍団は、圧倒的なフィジカルで試合を支配。前半20分にはFL福岡大明(4年)が先制トライを決め、「あのトライで、試合の流れが変わったと思う。良いサインプレーだった」とLO田島雅(4年)は語った。

一方、天理大は助っ人のモールを駆使し、密集での攻防を仕掛けるも、明大のFWの圧力に耐え切れず、劣勢に立たされることが多かった。特に、今夏のキャンプではDFを強化し、明大との対戦に備えていたが、連携を持った攻撃が噛み合わず、敗北を喫する結果となった。

明大は、天理大との接触に重点を置き、これに対抗するための戦略を磨いていた。「自分たちの持ち味を存分に発揮して、相手を上回りたい」と語った明大の選手たちは、その思いを実現させ、ついに4強入りを果たした。

次の対戦では、さらなる強敵との激闘が待ち受けている。明大は「逆境を乗り越えてきたからこそ、次も絶対に勝ちたい」と全力を誓っており、これからの試合がより一層楽しみである。

大学選手権は、全国の大学ラグビーの頂点を決める戦いであり、今年も例年以上の盛り上がりを見せている。各大学の戦略や選手たちの成長が、今後の試合でどのように表れるのか、ぜひ注目してほしい。

大学ラグビーの未来にも期待が寄せられ、多くの観客がそのプレーに熱く声援を送る中、選手たちは自らを信じ、新たな歴史を作るためにフィールドに立つ。残りの対戦でも、さらなるドラマと感動が繰り広げられることだろう。