10月12日、ロイター＝ミクアルコム（QCOM.O）が、業績が低迷している同業インテル（INTC.O）に買収を打診したことが分かった。市場が不安定になる中、インテルの株価は13.13%高、ミクアルコムは12.19%安でそれぞれ取引を終えた。

この動きには、ミクアルコムがインテルに対してコメットとしての役割を果たすこと、インテルの持つ技術力を最大限に活かしたいという狙いがあるとされている。

さらに、報道によれば、現在の時点で合意にはまだ距離があり、インテルが提案を受け入れたとしても、買収の規模を絞ると現地の反トラスト法（独占禁止法）調査の対象となる可能性がある。

また、ミクアルコムは買収実現に向けて、インテルの印刷の自社選を活かして一部事業を売却する可能性がある。両社の今後の動向が気になるところだ。