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ミ共産党議員、「グリーンランド購入法案」準備 可決なれば20日から交渉開始

2025-01-13

著者: 蒼太

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ次期米大統領がデンマークとのグリーンランド購入に関心を示したこと受け、一部の下院共産党議員がグリーンランド購入法案を提出する支持を集めようとしていることが13日、分かった。

法案を支持しているオグルズ下院議員とハーシュバルガー下院議員によると、法案の名称は「グリーンランドの再強化」である。13日午前の時点で共同提案者が10人集まっているという。

法案はトランプ氏が就任する今月20日にデンマークとの交渉開始を可能にするものである。報道によると、米国におけるグリーンランドの購入について強い意向を表明しているトランプ氏は、米国が持つグリーンランドの取得を進め、そのための法整備も急ぐ考えだ。

トランプ氏は今月17日の記者会見で、グリーンランドを米領にすることの意欲を表明した。軍事行動や経済政策を取る可能性を削除しなかった。もっと見る

グリーンランドは今世紀にも多くの自然資源の存在が確認されており、現在もデンマークの自治領となっている。そのため、グリーンランドの購入を希望する動きが強まっている。これについては、デンマークとその市民も注意深く注視している。

トランプ氏のグリーンランド購入提案は、過去にも議論を引き起こしたが、今回の法案可決が実現すれば、米国内外で大きな波紋を呼ぶことが予想される。これは、米国が北極地域に更なる影響力を持つための一環とみなされている。