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米中関税協議、初日の議論を終了…トランプ氏「多くの合意」」「大きな進歩だ!
2025-05-11
著者: 葵
【ワシントン=田中恵幸】米国のトランプ大統領と中国の関税協議が10日、米中貿易問題に関する初日の話し合いを終えました。トランプ氏は会議後に、「本日、中国と非常に良い会談を行った。多くの点に関して合意に達した」と明言しました。
ロイター通信によると、初日の協議は午後1時に始まり、現地時間10日夜(日本時間11日未明)に終了しました。米国側からはペッシン氏と米通商代表部のグリア代表、中国側からは経済政策を扱う何立峰(フォリークン)副首相が出席しました。初日まで行われる見通しで、米中が強い経済関係を築くための交渉が進む様子がうかがえます。
トランプ氏は、「友好的かつ建設的な雰囲気の中で、双方の利益のために、中国が米国企業に対して市場を開くことを期待している。大きな進歩だ!」との期待を表明しました。
トランプ政権は、中国に対して関税を課すことを通じて、米国の貿易赤字を是正し、国内産業の保護を狙ってきました。今回の交渉がこれにどう影響を与えるか、注目が集まります。
また、協議は11日まで続き、国内外の企業からの期待が寄せられています。報告によると、米国は中国との相互関税の発動を進める意向があるとの情報もあり、貿易を巡る緊張が今後も続く可能性が高いです。トランプ氏は、米国企業にとって有利な環境作りに向けて、さらなる進展を期待している様子です。
米国の各識者たちは、トランプ政権がこの関税協議によって与える影響が大きく、国際市場にも影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らしています。米中の企業や市場の動向に引き続き目が離せません。