世界
米政府、政府職員削減へ新規採用凍結「水の引き締め」 - 日本経済新聞
2025-01-20
著者: 雪
【ワシントン=高見俊】トランプ米政府は20日、政府の官僚改革の方針を公表した。あわせて新規採用を原則凍結すると発表した。新政府は民主党支持者が多い官僚を敵視しており、職員の削減を示唆した。
20日の声明は「水の引き締め」と題して官僚組織の改革戦略を説明した。「水」は首都ワシントンの比喩で、えたいの知れないものが漂うという含意がある。
「必要不適切な分野を除いて官僚の採用を凍結する」と表明した。政府職員は各分野での効率化を求められており、特に今後の予算削減が影響を与えると予想されている。
実際、米国の政府機関は長年にわたって高い成長率を維持してきたものの、今後の経済状況を考慮し、人員を減らす必要性が求められている。特に、トランプ政権下で進められる大規模な税制改革や医療制度改革などの影響が懸念されている。
また、現在のアメリカ経済はインフレと戦い、回復基調にありますが、政府の役割が一層重要になってきている。このような状況下で、新規採用を制限することは大きな議論を呼ぶ可能性がある。