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米軍の駐留規模維持必要、欧州軍事司令官が証言

2025-04-08

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[ワシントン12日 リッタ―] - 米欧州軍司令官であるクリストファー・カボリ中将は12日の下院軍事事業委員会において、欧州地域における米軍の駐留維持が不可欠であると発言した。今後も米軍は現状の駐留規模を維持するべきであると主張した。

2023年のロシアによるウクライナ侵攻後、米軍は欧州において約10万人余りの部隊を展開していたが、カボリ氏によると、これまでに8万人規模にまで削減されてしまった。

また、彼は「米軍の現状保持が私たちの助言です」と語り、欧州駐留部隊の規模削減には一切反対を表明し、今後も引き続き意見を聞かれれば反対し続ける考えを強調した。

北大西洋条約機構(NATO)東端部から部隊を移動させる計画があるかと問われると、部隊は積極的に移動しているものの、現在の基礎的な配置は維持する方向であると答えた。彼の発言は、ウクライナとロシア間の緊張が続く中で米軍の役割が一層重要であることを反映している。

最近の調査では、米国国民の多くが外国での軍事展開に対して懐疑的である一方、バイデン政権はNATOの支援を強化するために欧州での駐留を続ける方針だとされています。果たして米軍の駐留規模は今後どのように変化していくのでしょうか?引き続き注視が必要です。