ニューヨーク 11日 - 米国株式市場では主要3指標が過去最高値を更新して引けた。トランプ次期大統領の新たな政策に期待が寄せられており、投資家はより高い利益を求めている。

テスラ（TSLA.O）は今期最も高い業績を記録し、トランプ氏の施策についての詳しい情報が期待される中、時価総額が過去最高の1兆ドルを超えた。

S&P500種株価指数（.SPSY）は1.4%上昇。ユーロ圏や日本を含む主要市場が好調の中、米国企業は幅広い業種で成長を示した。特に金利が低迷する中で、金融株は特に強いパフォーマンスを示した。

マイクロソフト（MSFT.O）、アマゾン（AMZN.O）、メタ（META.O）などのテクノロジー株も強みを見せ、彼らは企業業績を調整する中で1%の下落に留まった。

半導体関連株は堅調に推移し、特にNVIDIA（NVDA.O）は1.6%上昇し、強い需要を反映している。S&P500の情報技術セクターは全体的に優れた上昇を見せている。

ロンドン・アセント・マネージメントのジャイク・ドランは「選択以降のワイルドな市場環境が続いている。しかし、トレンドは上向きで、トランプリーニングの影響を受けている」と述べた。

ビットコインが過去最高値を更新する中で、暗号資産関連株は急成長を見せている。コインベース（COIN.O）は12%上昇し、その一方でマラソンデジタルホールディングス（MARA.O）も13%上昇し、ライオットブロックチェーン（RIOT.O）は11%の上昇を示した。

市場は米国の経済や金融政策の動向に注目を寄せており、11日の発表では消費者物価指数（CPI）が注目の指標となる。全体的な経済成長の見通しが明るい中で、今後の動向に期待が高まっている。