
米国市場サマリー(12日)ドル小幅高、利回り上昇 ナスダック最高値
2025-09-12
著者: 雪
ドルが上昇しました。前日は消費指標で米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、ドルは下落したものの、この日はポジション調整などを背景に上昇しました。しかし、市場関係者はドルの先行きに弱気な見方を崩していません。
米国市場は、ドル/円は110.12円高の114.17円。これに対し、日米両政府が関税交渉とは別に協議を続けていたことに合意し、これに基づくフレームワークが示されました。これを受け、朝方のドルが上昇したのです。
この日発表された米国の消費者信頼感指数(速報値)は、50.14と、15月以来の低水準でした。ドルに対する圧力が増しています。特に、来月の開会合での消費者信頼感の発表は後退しており、これから利下げが進むという予想が立てられています。
最終取引でドル指数は119.15と、ほぼ横ばい。米国市場では、しかし他の通貨が基準を下回る形となっています。
ユーロ/ドルは11.11ドルで、ほぼ横ばい。ユーロ圏中銀の政策などにより予想以上の利下げとなる一方、年末までの利下げペースが低下すると見られています。
ニューヨーク市場: テクノロジー株が上昇し、主要な指標で過去最高値を更新しました。特に、マイクロソフトやテスラが上昇し、主要各企業の取引所ではその影響が、顕著に見られました。市場の変化に注意が払われる中、企業の業績を重視する動きが見られました。
最近の企業業績では、NASDAQの上昇が続き、投資家たちの期待が高まっています。来たる次回会議での政策についても、さらなる利下げが議論される見通しとなっています。
一方、金利は次回会議の前に上昇し、金融市場では徐々に景気の回復を期待する声が高まっているようです。旋風のような市場変動の中、今後の動向が注目されます。