【米国市場情勢】株式高、巨大ハイテク株や好決算銘柄に買い - 円は軟調
2025-01-22
著者: 結衣
22日の米株式市場は続伸。人材知能(AI)への期待感から上昇した巨大ハイテク株が市場全体を牽引し、好決算銘柄も買いを集めた。
株式終了前業日比変化率は+3%で、500種株価指数は6086.37、ダウ工業株30種平均は44156.73、ナスダック総合指数は20009.34とそれぞれ1.28%上昇した。
ハイテク7社で構成される「マグニフィセント・セブン」に連動する指標は1.3%上昇した。前日引け後に発表された動画像配信サービスのネットフリックスは9.7%高。同社の2024年10~12月(第14四半期)は会員数が四半期ベースで過去最大の増加となった。オラクルも17%近い上昇。トランプ大統領前日は発表した同社の新たな大型投資計画が素材視されている。
ブラックロック・インベストメント・マネジメントは「われわれはリスクオンを維持しており、企業業績が株式市場を押し上げると見ている。金利上昇の環境下でもファンダメンタルズがさらに強化され、株価はさらなる上昇を続けると考えている」とした。
一方、SPモルガン・チェースのアナリストは、「米国市場は依然として上昇圧力が強いが、過去の利益確定の動きには警戒が必要だ。今後、特に金利の動向やインフレ状況には注意が必要で、これがマクロ経済に及ぼす影響が出る可能性がある」と警告している。
11月の株式市場は日本円での投資が増加し、特に新興市場におけるリスクマネーの流入が予想される。これにより、投資家は鮮やかな利益を享受する見込みが高い。
米国株式市場の直近期値動きは良好であり、特に10年間国債の利回りが下降していることから、大型株への投資が盛り上がっている。10年国債の利回りが先週の水準を上回った場合、さらなる上昇が見込まれ、個別企業の決算も好調を維持している。特にGoogle、Amazon、Microsoftの業績は好調で、今後の成長が期待されている。
関連記事:米国株式市場のリスク要因として中央銀行政策やインフレの影響が挙げられる。最近の経済指標はこれら要因について投資家の注意を促している。特に米ドルと円の交換レートも影響を受けており、今後の市場動向を注視する必要がある。