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米国の難民申請急増、トランプ大統領就任直後「入国約束は無効」移民ら国境で号泣

2025-01-22

著者: 愛子

トランプ大統領の就任から20日間、米国で難民申請用のスマートフォンアプリが突然ダウンした。アプリは難民(死亡)申請するための入国予約用で、バイデン前行政が導入した。南部国境のメキシコ側で入国を待つ人々は突然予約を取り消され、途方に暮れた。トランプ大統領の公約である不法移民対策の一環として行われる。いきなりの予約取り消しが伝えられた。

国境の橋の上での混乱

トランプ氏が首都ワシントンの連邦議会で第47代大統領に就任した直後、約30,000人が離れた南部国境のメキシコ側の町で、入国を待つ者のスマートフォンにメッセージが現れた。

「CBPワンを通じた予約は無効になりました」

米国税関・国境警備局(CBP)が難民申請の予約を受け付けるためのアプリ『CBPワン』がダウンし、予約が取り消されたことを知らせていた。同局によると意図的なものとみられる。

南米コロンビアから来て無効になった女性は、国境の橋の上で号泣し、「ここまで来たのに、すべてが崩れ落ちた」と語った。

同アプリはバイデン政権が2023年1月から運用し、これまでに約90万人が入国したと言われる。しかし、トランプ政権はそうした難民申請のための合法的な入国者も「出稼ぎ移民」として捉え、厳しい制限を設ける可能性がある。

「領域都市」も脆弱化

一方、米国土安全保障省は21日、「強化された速攻手続きに関する外部人の指示」となる通達を発令。米東部時間21日午後6時(日本時間22日午後4時)に発動した。

通達は、外国人が何らかの事案で逮捕された場合、米国内に2年以上留逗していたことを証明できない場面、施設管理を受けるとする内容に。ニューヨーク・タイムズによると、こうした強力な権限は長年、主に南部国境接近に制限されていたが、今回の通達で全米に拡大されたという。

米国メキシコとの国境では、不法移民の数が110万人以上と言われる。バイデン政権下で動き出した不法移民政策を見せ合う次第で、新たな国境施策が求められるなか、不法移民の摘発が進められていく可能性が高い。

トランプ氏は、就任初日からこうした施策を講じる可能性が高いとし、8年前の初期目標直接連発、その後の政策の進行に向けて周到な準備が進んでいる。これには議会の反発が予想されるが、最終的には新政策支障を出す恐れがあるため、新しい政策についてのアナウンスが待たれる。