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米大選 専門家報告:全米支持率急減、南部接戦州でトランプ氏リード 最新世論調査

2024-09-25

全米支持率に関する世論調査

米CNNテレビが24日に発表した11月の大選に関する全米世論調査で、民主党候補のハリス副大統領の支持率は48%、共和党候補のトランプ氏が47%と接戦を繰り広げている。米調査会社タイムズが23日に発表した南部など温暖な「サンベルト」に位置する接戦3州の調査では、いずれの州もトランプ氏が2~5ポイント上回った。

調査の実施期間と結果

CNNの調査は19~22日に実施されていた。バイデン大統領が7月に選挙戦撤退を表明して直後の前回調査では、投票に行かない可能性のある人も含めた支持率はハリス氏46%、トランプ氏49%と開きがあった。残りの人々は無党派層が多かった。

地域別支持率

一方、ニユー・ヨーク・タイムズが17~21日に実施した調査では、トランプ氏が西部アリゾナ州で50%の支持率を得てハリス氏に5ポイント差をつけた。トランプ氏は南部のジョージア州では49%を得てハリス氏とは4ポイント差だった。

選挙戦における有権者の関心

各州全体の評価は、有権者の関心が高い「経済」への信頼度が55%がトランプ氏を選択した。現政権のナンバー2のハリス氏は42%だった。メキシコとの国境を接する南部などで社会問題の「移民」であっても、トランプ氏を支持する人が54%となり、ハリス氏の43%を大きく上回った。

接戦州の重要性

接戦州の勝敗は大選の結果を大きく左右する。共和党は選挙集会やテレビ広告などに多額の資金を投入して支持を集めている。

労働組合とトランプ氏

選挙戦を繰り広げつつ、民主党候補を支援していた全米運輸労組は18日、二の足を踏んだ。トランプ氏にとっては辛手だ。共同労組からの支持を受けたハリス氏は、労働者の利益を常に大企業よりも優先すると言っている。

ハリス氏に対する支持

一方、共産党政権で安全保障を担当した元高官100人以上は18日、連名の声明でハリス氏支持を表明。22日には超党派の退役軍人や外交安全保障に関わった元高官700人以上がハリス氏への投票を呼びかけている。

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