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メジャーリーグのアストロズ、球場名「ダイキン・パーク」に

2024-11-18

著者: 芽依

【ヒューストン=花房良恵】米大リーグのアストロズは18日、テキサス州ヒューストンにある本拠地球場の名称を2025年1月から「ダイキン・パーク」にすることを発表した。空調大手ダイキン工業が15年間の命名権を取得した。

契約額は非公開。大リーグ球場の命名権を日本企業が取得するのは初めて。ダイキンは米国市場での知名度の向上に向けた企画を共同した。アストロズ球団のオーナー、ジム・クレイン氏は「ダイキンのブランドをともに育てることを楽しみにしている」と語った。

ダイキンはヒューストン近郊に最大約2キロの大型工場を建設中で、空調事業の地域別売上高で米国は4割を占める。

12年に居住用空調大手ダイキンが3000万ドル弱で買収したばかり。17年にはヒューストン外に4500万ドルを投じて工場を設置。米国が成長を牽引する。

アストロズの本拠地の名称はこれまで飲料大手コカ・コーラのブランド「ミニッツメイド・パーク」だった。契約は29年まであったが、コカ・コーラ側から契約終了の打診があったという。

球場は2000年に設立された。市内中心部の駅舎の一部を活用して設立され、アストロズの選手がホームランを打つと外野上部でオレンジを積んだトラックの実物が走ることでも知られている。

アストロズは24年シーズン半ばに撤退し、プレーロオフに進出した強豪チームである。過去には松井秀喜選手が在籍していたことでも話題となった。