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Metaが新たなハイテク規制を導入、反対意見続出の「Threads」に対抗する施策とは?

2025-01-09

著者: 結衣

Metaのモデレーションポリシーの変化は深刻な問題であり、良心のある人なら誰でも珍しがることだろう――SNSのMastodon(マストドン)を運営する独自事業団体Mastodonのオイグン・ロチボCEOは1月8日(現地時間)、Metaが7日に発表した第三者によるフィルタリングに関する一連のポリシー変更についてこう言及した。

「fediverseは分散型プラットフォームであり、サービスプロバイダーごとにモデレーションポリシーが異なるが、mastodon.socialではヘイトスピーチが禁止されており、ポリシーに違反しているとされるThreadsアカウントには対策を講じる」と続けた。

MetaのSNS「Threads」はMastodonと同じ「ActivityPub」プロトコルをサポートしており、ThreadsのユーザーはMastodonを含むfediverseにアクセスできる。しかし、ロチボ氏の発言は、プラットフォームに適用されるポリシーがMastodonのポリシーに反する場合、Mastodon側で対応する可能性を示唆している。

MetaのCEOは7日の動画で、「移民や性別など主流の議論を避けるテーマに関する多くの規制を撤廃する」と語った。この変更により、移民やLGBTQの人々に関するヘイトスピーチの規制が緩和され、申し立てがあった場合作の対処を検討する可能性がある。

ロチボ氏は、Metaの新たな方針に同意しないThreadsユーザーに対して、Mastodonに移行するよう呼びかけた。彼は、特にコミュニティの安全と健全性を守るために、利用者たちに再考を促す。これは、オープンなコミュニケーションを重視し、より健全な環境を求める動きと言えるだろう。

さらに、最近の調査によると、利用者の中にはMetadataの強化を支持する意見も少なくなく、これは今後の展開に影響を与える要因になるかもしれない。Metaが今後どのような変化を遂げるのか、そしてMastodonとの競争がどのように進んでいくのか、目が離せない。次世代のSNSのスタンダードがどう形成されるのか、さらなる注目が集まっている。