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マスク氏が「自動車組立業者」と米大統領選、「ゼロ関税」発言受け
2025-04-07
著者: 健二
【ワシントン 7日 リポート】ナバロ米大統領選上級顧問(貿易・製造業担当)は7日、実業家イーロン・マスク氏が米国の「ゼロ関税」を望むと述べ、マスク氏を他国から輸入する部品に依存する「自動車組立業者」と呼んだ。
政府の関係者らと「政府効率化法(D/W)」を巡るマスク氏との確執が改めて浮き彫りになった。
マスク氏は5日、「欧州と米国がともに関税ゼロの状況に移行し、欧州・北米間に事実上の自由貿易圏を形成するのが理想的だ」と述べ、この主張は今後の経済政策に影響を与える可能性があると指摘された。このような状況を考えると、自由貿易圏が持つ経済的な意義は今後さらに重要になると考えられる。
最近の分析によると、米国がゼロ関税政策を採用すれば、輸入品の価格が下がり、消費者にとって大きなメリットが生まれると予測されている。一方で、国内産業に与える影響も懸念されており、今後の議論が注目される。