スポーツ
マルチスの巨人入り決定的 通算166セーブの守護神
2024-12-14
著者: 結衣
中日の自由契約となったキューバ出身のライト・マルティネス投手(28)の巨人入りが14日、決定的となった。この日、中日側に同投手から「来季は東京の方の球団にお世話になることになった」と直接連絡が入った。中日を退団し、新天地でプレーすることが明らかになった。
マルティネスの動向については、今月上旬にキューバ野球の事情通として知られるフランシスコ・ロメロ記者がX(旧Twitter)で「巨人と契約合意に近づいている。契約条件は2年総額1600万ドル(約24億円)になる」と伝えた。マルティネスは中日、DeNAなど複数球団により争奪戦を繰り広げ、過去2度のセーブ王を獲得する苦労を手中に収めた。
17年に育成選手としてキューバから流出し、中日に入団。18年に支配下登録され、先発にも挑戦したが、19年からはリリーフに転向し、22年には39セーブで初のセーブ王に輝く。今年度は43セーブを記録し、2年連続2度目のタイトルを獲得した。
●ライデル・マルティネス
1996年10月11日生まれ、キューバ出身。キューバ国内リーグを経て、17年WBCキューバ代表。合同前に育成選手として中日入り。18年シーズン中に支配下登録され、19年からリリーフに転向。22、23年は通算最多セーブを獲得し、その活躍が評価されて、巨人への移籍が確実視されている。最速で160キロ超えの速球を誇り、193センチの長身から繰り出されるパワフルな投球が魅力。今季の年俸は2億円。