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マクロン氏、新首相に側近ルコルニ氏を任命!予算案可決へ重責
2025-09-09
著者: 海斗
フランスのマクロン大統領は、9日、国防相を務めていた側近のルコルニ氏を新首相に指名しました。長年の盟友を起用し、分裂状態にある下院で予算案の可決に向けた重責を託す意図が明らかになりました。
ルコルニ氏は、前日の国民投票での不信任決議を受け、正式に首相に就任。彼はこの2年間で5人目の首相として知られています。最近の2人の首相は、ユーロ圏で最大の財政を規模に大幅に削減する予定の予算案を通すため、困難な道が予想されます。
与野党の議員たちは、マクロン氏の政策に対抗する形で、総選挙の実施を求めています。ルコルニ氏は、2026年度の予算案を可決させるために、左派または右派の暗黙の支持が不可欠です。
政府内の動きには、マクロン氏の最終的な一手があり、成長や財政赤字の増加を目指す施策に注目が集まります。ルコルニ氏は新内閣で、成長を促進するための施策を進める意向を示し、目標を達成するための意思を固めています。
39歳のルコルニ氏は、2017年にマクロン氏が大統領に就任して以来、極めて重要な役割を担ってきた人物です。彼は特に、予算案に対する賛同を得るための信任投票を求め、失敗することは許されません。
同時に、財政赤字の可視化と、予算の見直しも重要なテーマとなっています。国民は、マクロン政権がどこまでの決断を下すことができるのか、注目しています。
ルコルニ氏の指名は、SNSでも広く報道され、マクロン氏の期待が高まる一方で、政権内の結束が試される試練となります。今後の政局展望に注目が集まっています。