
マクラーレン、新興企業と「激震」統合 スーパーカーブランド以外にも車種拡大へ CEO独占インタビュー(AUTOCAR JAPAN)
2025-04-08
著者: 健二
新しい市場分野への進出も視野に
マクラーレン・オートモーテイブは、新興企業フォーセブンと統合するという激震的な動きを見せた。これにより、マクラーレンは初めてミドエンジン・スーパーカーの製造以外に事業を拡大することが可能となる。この動きは、今後の自動車業界におけるシフトを示唆している。
フォーセブンは、イギリスの新興企業として、ライバルの英国自動車メーカーからの吸収を狙っている。700人以上の従業員を抱えるフォーセブンは、技術やリソースをお互いに加え合うことで、さらなる成長を目指す。新たな市場で進出するための資本、技術、リソースが手に入れば、競争力を高められることは間違いない。
フォーセブンのCEOであるクリンス氏は「私たちはこれから新たなプロジェクトを立ち上げ、市場に投入する準備を整えています」と語る。彼はまた、マクラーレンでの事業の強化が業界全体における競争力を高めると信じている。
さらに、マクラーレンは今後新しいブランド名を引っさげて高級車シリーズを発表する見込みで、準備を進めているとのこと。今回の統合によって、両社は自動運転技術やレンジエクステンダーなど、新しいテクノロジーの導入にも力を入れる方針だ。
マクラーレンは、自社のブランド力を活かしつつ、スーパーカー以外にも市場に投入する計画を立てている。これによって、高級車市場においてもプレイヤーとしての地位を確立することを目指している。
一家言持ったクリンス氏は、「私たちは、これまでにない革新を持ち込むつもりです。特に純電気自動車(EV)が今後の流行となることは間違いなく、我々もその流れに貢献していきます」とコメント。新たな挑戦が始まるのは、2024年後半を予定しており、発表に期待が高まる。