政府は、マイナンバーカードの紛失時に1週間程度で発行する特急発行・交付制度を2024年2月から開始することを発表しました。これまでマイナンバーカードの取得には約1カ月程度がかかっていましたが、紛失や破損などによる再交付を迅速に行うことで、特に新生児やマイナンバーカードを紛失した方に向けた利便性を向上させる狙いがあります。

特急発行の利用条件

特急発行の利用条件は以下の通りです: - 生後1歳未満の子供 - 紛失・破損などによる再交付を希望する方 - 海外から転入した方 - マイナンバーカードの当面使えなくなった方

本人確認書類

その他、本人確認に必要な書類として、本人確認書類、マイナンバーカード交付申請書、指定された暗証番号設定依頼書などが必要です。

新生児の申請方法

新生児に関しては、出生届と同時に顔写真無しのマイナンバーカードを申請することが可能です。出生日に合わせてマイナンバーカードの交付申請書のタイプをマイナンバーカード総合サイトから印刷し、区市町村窓口から入手し、法定代理人が設定した暗証番号、マイナンバーカードの送付先（里帰り先など）、本人確認書類を添えて提出します。

発行手数料

なお、再交付申請の場合、発行手数料は2,000円（電子証明書が不要な場合は1,800円）となります。通常の再発行の発行手数料は1,000円（電子証明書が不要な場合は800円）と比較して割高になります。そのため、申請が完了するまで、マイナンバーカードは原則1週間で届き、簡易書留のため、対面での受け取りが必要です。