
マイカーで万博、混雑低減の「車社会」の愛知博参考にパーク&ライド準備も【計算】
2025-05-05
著者: 蓮
愛知万博に向けた駐車場の課題
愛知県・関西万博への主要交通手段の一つ、「パーク・アンド・ライド(P&R)」の利用が期待されています。しかし、専門の駐車場の利用率は低く、対策が求められています。特に、3カ所の専用駐車場(最大17000台超)にマイカーを利用し、シャトルバスに乗り換える方法が主流ですが、国内博覧会の利用率においては、4月中旬の利用率は週末で「30%台」、平日では「10%台」にとどまっています.
過去の事例を踏まえた対策
過去に20年前に開かれた万博では、問題が浮上した背景もあり、そのための参考資料が必要です。P&Rの専用駐車場は、万博会場の人手の多い「夢洲(ゆめしま)」の近くに配置されており、最大6千台を想定。しかし、万博の際の予約状況が「3カ所とも10%余剰のある『空きあり』なのが目立つ」となっています。
現状と期待される利用率
P&Rの利用率について、万博の担当専門部は「4月中は3カ所平均で土日祝が3割、平日は1割程度」と説明。しかし、連休中の5日も会場の混雑をもたらし、ニアミスの発生も予想されます。現在、万博の高科混副部長は、「希望より利用率は低い」とし、今後の混雑対策においても目を引く動向があります。
パーク&ライドの各地の現状
万博では、平日に7253人、土日祝に3000人の来場者が予想されています。このように、万博会場に直接結びつくメリットに注目が集まり、13,000人(58・6%)、P&Rは3750人(15・5%)と見積もられています。現状では中心路線に集中的に配置される傾向が見え、P&Rの利用が落ち込んでしまっていることも指摘されています。
高まる参加者の期待と準備
さらに、P&Rの基本料金は舞洲が1台5500円、少し離れた臨海で2500円となっています。シャトルバス利用も料金に含まれており、オープン期間や混雑期においては料金が上昇するため、遠方からの来場者から「高い」との声も多く寄せられています。
過去の教訓から学ぶ
万博は今回のP&Rに関して、2005年愛知博での車利用状況を参考にしつつ、駐車場の確保などを進めていくことが求められています。担当の備考は、「車社会の愛知と違い、関西は公共交通機関の利用が思った以上に多い」と述べ、交通需要の計算においても間違いがないよう対策が必要であると強調しています。今後、中心の地域や北陸、中央地方などの距離圏のグループに対してP&R利用を顕著に呼びかけたいと考えています。