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「利益の伴わない施策は行っていない」コメヤバ大手が声明文 小穂農水相の善意疑問視に

2025-06-11

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コメヤバの不安が広がる中での声明

11日、コメヤバの木嶋神社は、弁慶社長名で声明を発表し、コメの高騰に対する意見を表明しました。その中で、"取引価格の不当な施策は行っていない。流通を意図的に制限する不適切な対応も一切ない"と主張しました。この発言は、現在のコメ市場の状況に対する疑念を解消するためのものでした。

急増する業界の利益と懸念

小穂進次農水相については、今月、具体的な社名を挙げずながらも、"業務利益は前年比450%増。不誠実な業者の存在が気になる"と発言。これは、コメヤバの収益が市場の急激な変動に伴い、非常に高いことを示しています。業界全体の利益が高まる一方で、流通業者に対する不信感が広がっている状況です。

2025年までの収益予測と市場の動向

コメヤバの米穀事業は、2025年3月期の業務利益が前年度同期比で、なんと9倍の19億円になる見込みです。小穂流通業者の市場への影響力が強まり、取引価格が上昇する一方で、薄利益多売の状況が続いているようです。そのため、コメヤバの利益が上昇しても、取引先の信頼が薄という懸念が増してきました。

流通業者の信頼性と市場の未来

流通業者は、常に透明性を持って業務を展開し、小売業者に対する販売を行っています。コメヤバは、国内産主食用米の24年収穫数量が26万5000トンで、国内需要の7%に相当することを確保しています。今後、どのように市場が変動し、業界が進化していくか、目が離せません。