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楽天・藤木 FA行使へ ヤクルトが獲得調査、万年内野手に白羽の矢
2024-11-10
著者: 弘
楽天・藤木聖(30)が保有する国内フリーエージェント(FA)権を行使することが10日、分かった。他球団の評価を聞いてみたいという思いから熟考を続け、近く正式に申請手続きを行うとみられる。
藤木選手は、早大から15年ドラフト3位で楽天に入団。長打力と勝負強さを備えた打撃と内野の全ポジションを守れるユーティリティ性が魅力だ。今季の最終成績は主に代打として46試合に出場し、打率265、1本塁打、8打点。出場機会を得るため、権利行使すれば選択肢が広がる。
申請期限は13日で、15日から各球団との交渉が解禁される。今季の年俸6000万円は獲得には不足が必須なBランクとみられる。FA宣言に備え水面下で調査を続けていたのが楽天だ。村上が来オフにもメジャーに挑戦する可能性があり、二塁のレギュラーを務めていた山田も近年は本来のパフォーマンスを発揮できていない。内野の選手層に厚みを持たせる意味でも藤木選手は即戦力と見込まれている。
さらに、藤木選手の獲得には別の狙いもある。彼は内野だけでなく外野でもプレー可能なスキルを持っており、チームの戦力を多様化させる併用が期待されている。これにより、ヤクルトが再建を図る中、チーム戦略の幅を広げる重要なピースとなる可能性が高い。
藤木選手の将来に注目が集まる中、実際にどのような選択をするのかがファンや関係者の間で話題になっている。果たして彼が新たな環境でどのような活躍を遂げるのか、目が離せない。